バーボンの発祥って、あれ?


こんばんは、スピリッツワークスの山本です。
6月にセミナー&試飲会をやる企画を預けられて、メーカーさんと打ち合わせしてるのですが。資料は山本が加筆修正して良いですよって言われたのでメーカーさんの資料をベースに色々修正してみてるんですが(ってか大企業の資料こんなに変えていいんだろうか。。。ぶっ飛ばされるんじゃないかなと戦々恐々ですが)
その中で一つ気になったところがあったので調査。
良く分からなかったのでバーボンの歴史も購入。
 
バーボンの所なんですが
1791年にジョージワシントン大統領がウイスキーに課税
1794年ウイスキー戦争
その課税を嫌ってケンタッキー州にスコッチ・アイリッシュの移民が移住し、ウイスキーを造り始めた
 
って話なんですが。
確かに某教本ではそのように記載があるのです。
 
ただこの2つの本とネットの文献を見てみると
1791年以前にケンタッキーではウイスキーを造っていた
ケンタッキーではトウモロコシの収穫量が他地域の4倍収穫できたため、地場では消費しきれず
(=とれすぎで相場下落作っても作っても稼げない)
遠方に輸送しようにも腐ってしまう。そうだウイスキーにしちゃおう!
ということで西部の農民の重要な商品であった。
 
・ジョージワシントンは1797年以前から蒸留業を行っていた(本格的な蒸留所を造ったのが1797年でそれ以前農場で蒸留をしていた)
 
という事が分かるんですよね。
てことはバーボン発祥に関してなんか説明に違和感があるんですよね。
西部開拓をしていった開拓者たちが、作った農作物を無駄にしないために蒸留を行い、東部の都市部と交易をして~
のストーリーの方がしっくりくるんですけどね。
だいたい税金をかけるのは、たくさん売られてて税金掛けたら国庫が豊かになるってのが普通なのに。課税をした後にウイスキー造りが盛んになるってのはあまりしっくりこない。
まだ一カ月あるからもうちょい調べてみようっと

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